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ナターシャ

ナターシャ
ロシア系ユダヤ人としてラトヴィアに生まれ育った主人公一家は、
カナダのトロントに移住する。
そこでの一家の生活を綴った短編集。

主人公のマーク達がカナダに移住し始めた当初の話から、辛酸を舐めながらも生活する事にもがく家族の姿、安定した生活を手に入れた一家の姿・・・というように時間の経過がエピソードから窺える。
私は知らなかったんだけど、スターリン時代のロシアでは、ユダヤ人であるという事で差別されていたのですね。そしてカナダのユダヤ人学校においては「ロシア系」であるという事で差別されるという。。。
背景を知っていればもっと深く読める作品だと思います。

決して、「移民」の苦しみをこれでもかと描くわけではなく
あくまでも淡々と乾いた筆致で描いていて、そこも「移民」のロシア系文学なのかしら?と感じたり。

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